当時の海賊船が航海で必要不可欠だったものの中に「大量の砂」があります。

なぜだか解りますか?

これを知っていた人は大変な航海通・海賊通だと思うし

「知らなかったけど、今思いついた!」

と言う人は凄い分析力・発想力の持ち主だと思います。

ちなみに管理人pochiは「大量の砂」と初めて聞いたとき、真っ先に砂風呂をイメージしてしまい「体を拭く(軽石の代わり)に使ったのでは?」

などと言うとんでもないピント外れな発想をしてしまいました(><)

正解は

実は戦闘で使ったのです

まず船の上での戦闘における最大の戦力は「大砲」ですが

発射の衝撃で大砲を乗せた台は凄い勢いで後退し、そのとき台は甲板との間で激しい摩擦が起こります。

当時は前装式、つまり発射口から弾を装着するタイプだったので、どうしても多少の火薬が甲板や大砲を乗せた台の周辺にこぼれてしまいますが、戦闘中はいちいち綺麗に周辺を掃除しながら弾を装着・・・なんてのんびりやってられません。

かと言って何もせず火薬が散乱している場所で摩擦熱によって発火し、大量の火薬に引火してしまったら船もろとも吹き飛んでしまいます。

そこで「砂」の登場。

はじめから大砲の近くに撒いておけば発火の危険性はグッと減るし、火薬のこぼれ具合を把握しながら時折追加の砂を撒くことで発火を防いだのです。

砲撃主の腕の見せ所ですね。

砂にはもうひとつ重要な使い道がありました。

船の甲板は汗や海のしぶきで濡れて滑りやすくなってしまいます

また、戦闘の際には負傷者の血も混ざりますので、足元がおぼつかない危険な状態となります。

汗と血でベトベトな甲板では戦闘など出来ません。

そこで海賊達は戦闘開始となったらすぐに甲板に大量の砂を撒いて

滑り止めをしたのでした。

これは当然、海に出るもの(海で戦うもの)の全てに共通する事柄なので

海賊だけに限らず海軍も武装した商船も行っていました。

言われてみれば確かに「これ以外にはありえない」という納得の使い方ですが

それでも一人くらいはこの砂で体を拭いたヤツがいるんじゃないかと・・・

(しつこい!)