船長のロジャーが「ゴールド」なので副船長のレイリーは「シルバー」なのでしょう。
それは間違いないと思われますが、では「レイリー」の方は?というと、おそらくですが「ウォルター_ローリー」の名を頂いたのではないかと思っています。

「レイリーじゃないやん!」
と思われるかもしれませんが、実は「ウォルター_ローリー」ではなく「ウォルター・レイリー」と表記されるケースも多々あるのです。
アルファベットでは「WalterRaleigh」と書かれますが、この文字を元に発せられた音を無理やりカタカナに変換するわけですが、日本語には無い微妙な発音を正確にカタカナで表記するのは不可能です。
つまり「ローリー」でも「レイリー」でも「ラリー」でも正解と言えばどれも正解であり、事実様々な表記がなされています(ちなみにWikipediaではローリーと表記されています)
さて、この実在したレイリーなる人物はいったい何をした人なのか?
イギリスでは教科書に載るほどの重要人物であり、他の国でも「英国史」を学ぼうとすればかなり重要な人物として登場する人です。
詳しくは当サイトのウォルター・ローリーのページでご覧いただくとしまして、ここでは簡単に概要をご案内いたします。
大英帝国繁栄の最盛期に即位していたエリザベス1世の寵臣で、新世界(アメリカ)におけるイギリスの植民地政策を積極的に推し進めた人です。
その政策の一環として新世界に向けて乗り出そうとする私掠船に対して資金援助を積極的に行った事でも知られており、国(イングランド)にとって政治的に重要人物であると同時に若い海賊達の支援者としても有名な人です。
つまりウォルターローリーと言う人物の一面として次のような紹介方法が成り立ちます。
「若い海賊が新世界に挑むのを影で支援する大物」
ワンピの「冥王シルバーズ・レイリー」に似てると思いませんか?