麦わら海賊団の料理人サンジは食材を守るため夜な夜な他の乗組員と戦っているようです。
アラバスタでの戦いが終わり城のベッドで静かな夜を過ごしていたビビが
「ここには冷蔵庫あらしと格闘するコックさんはいない」
と、カルーに向かってボソッと言うシーンがあったり。
また空島で宝物をたくさん貰い、その使い道を話し合っていたときサンジがナミに言ったのは
「俺はカギつきの冷蔵庫がほしい」
というコックとしての切実な訴えでした。
直接的な戦いの描写は見たことがありませんが
(あったような気もしますが、覚えていません^^;)
クルー達の言葉の端々にサンジが食糧泥棒と戦っていた様子が窺われます。
実はこれって史実でも珍しい事ではありませんでした。
サンジの師匠であるゼフは片足を失っていましたが、史実の海賊も片足を失った者が料理人になるケースは非常に多かったようです。
史実の海賊料理人は料理の腕より、盗み食いをしようとする船員から食材を守る事の方が重要な役割であった為、ヤワなコックでは務まりませんが、片足を失った海賊ともなればその点は心配ありません。
保存技術の拙い当時の船の上で限られた食材をいかに上手く使いまわすか?
料理人の腕が問われるところはそこであり、乗組員全員の命に関わる重大事項なので食材を奪おうとする輩とは命がけで戦ったようです。
海賊船は当時の一般社会に比べると驚くほど民主的だったので、船長と船員では強奪品の分配こそ多少の差はあったものの、食糧に関しては平等だった船が多かったようです。
ルフィーvsサンジのように船長vs料理人という場面はいたるところで見られたことでしょう。
ところで皆さんサンジが本を出しているのをご存知ですか?
ONE PIECE PIRATE RECIPES 海の一流料理人 サンジの満腹ごはん
ミニ動画もありますのでぜひ一度観に行ってください♪