海賊団にとって音楽家は絶対に必要なポジションというわけではありません。

しかし多くの人間が長期間にわたって狭い空間で生活を共にする場合のストレス軽減には確実に役に立ったものと思われます。

現代の各国海軍や日本の自衛隊にも音楽隊があり、その実力は一級品。
もちろん当時の海賊たちとは役割は違うと思われますが、閉鎖された空間での人々の士気高揚やモチベーションの維持には音楽が効果的なのは今も昔も変わりません。


敬虔なクリスチャンだった史実の大海賊バーソロミューロバーツは安息日には海賊行為を中断してまで讃美歌の演奏会を開いていたことで知られています。

ロバーツの船での音楽家の仕事はもちろん安息日だけではなく、平時は場面に合わせて様々な演奏をしていたようです。

状況によって音楽を変えることは非常に重要なことで

例えば運動会の徒競走で定番の”ウィリアムテル序曲””天国と地獄”が流れてくれば「走るぞ!」って気持ちが昂るけど、
少なくとも管理人はBEGINの”涙そうそう”が流れている中で速く走れる自信はありません^^;


海賊船においても戦いの前に気分を高揚させる”進軍ラッパ”や”ドラ”は普通にありました。


正式な音楽家ではなくとも、ちょっと器用な者であれば楽器を扱うことで仲間の気持ちを癒すことは可能です。

実生活においても音楽家なんて人口に対してわずかしかいませんが、趣味で音楽を嗜む人は相当の高確率で存在します。

海賊たちの中にも楽器が扱える者はいたし、中には音楽専門の非戦闘員も存在しました。


また海賊が船を拿捕した際、捕虜の中に楽器を扱える者がいた場合はたいへん喜ばれ重宝がられました。

「楽器ができる」→拷問の対象から外れる
といった事さえあったようです。

長い間海の上にいる海賊にとって音楽は唯一といってもよい娯楽ですから、音楽家は海賊たちからそれほどまでに大歓迎されたのですね。


アニメのONEPIECE序盤で「船に足りないポジション」として「次は音楽家だ!」と言って他のメンバーからツッコミを入れられていたルフィの鉄板ボケは、実は意外に重要な事だったのかも。。。


↓自衛隊音楽隊による「パーレーツオブカリビアン」↓
「海軍が海賊の音楽?」ってシチュエーションが面白かったのでご紹介w