英語発音では「リバイアサン(leviathan)」で、むしろこちらの方が現代日本ではメジャーかもしれません。

レヴィアタンは旧約聖書に登場する3体の怪物のうちのひとつでヘブライ語のliwjatan(渦をまいた)」が語源と言われています。

その3体とは神が天地創造の5日目に創り出したとされ、それぞれレヴィアタン(海)ベヒモス(陸)ジズ(空)と名づけられました。

 

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レヴィアタン彫刻画(ギュスターヴ・ドレ)

世界の終焉には3体とも食糧として供される事になっています。

ベヒモスが「最高の生物」とされるのに対しレヴィアタンは「最強の生物」とされました。

巨大な体は硬い鱗に覆われ、いかなる武器も通用せず、性質は凶暴で冷酷無比、絵画等では「巨大な海蛇」のような表現をされることが多かったようです。

大航海時代の船乗り達はレヴィアタンをクラーケン同様「巨大な怪物」として恐れ、船の周囲に渦をつくりだし船を海中に飲み込むと考えられていました。

中世以降は「悪魔」として分類されるようになり、悪魔学においてはサタン・ベルゼバブに次ぐ3位の高位悪魔であるとされ、キリスト教の七つの大罪のひとつ「嫉妬」を司る神としてレヴィアタンの伝説は単なる怪物ではなく信仰と深い繋がりが感じられる存在になってきます。

近世においてもイギリスでは軍艦の名前に使われるなど海における力の象徴として信仰されています。

<ちょっと横道>

(事実未確認なのでシャレとして読んでね♪)

日本版Wikiでは「リヴァイアサンと遭遇したら桶を投じれば避けられると信じられていた」とありますが、なんとなく気になったので調べてみました。

なぜ気になったのかと言えば、リヴァイアサンを調べている過程でこんな本を見つけてしまったからです

「リヴァイアサン」 トマス・ホッブス著

これは怪物リヴァイアサンとは全く関係の無い政治哲学書ですが、その中でこんな伝承が書かれていました

昔の水夫の慣習で巨大な鯨に遭遇したときに桶を海に放り込んで難を避けた(鯨は桶をおもちゃと認識し気を取られるらしい)

言うまでも無く政治哲学の手法を紹介するために、水夫の慣習を引き合いに出しているのであって、伝説の怪物リヴァイアサンの対処法ではありません。

これ・・・・クジラの対処法として桶を投げ込むって話と本の題名「リヴァイアサン」が混ざってしまったWiki上の都市伝説じゃないか?

そう疑って、欧米のリヴァイアサン伝説を調べ始めましたが、今のところ「リバイアサンに遭ったら桶を投げ込む・・・」と言う話は日本のサイト様以外では探せていません。

これは怪しすぎ・・・・・もしかしたらガセ?

信じるも信じないもアナタしだいです!(パクリw)