王下七武海にしてアマゾンリリーの女帝ボア・ハンコックボアのほうは間違いなく古代ローマの伝説の大蛇ボアのことでし・・・
アマゾンリリーは実在する?
蛇姫ことボア・ハンコックを皇帝に仰ぐ女系海賊団「九蛇」の本拠地であるアマゾンリリーは女性だけが住んでいる国です。
このような「女性だけの国」の伝説は古くからありました。
現代では大半の人々がアマゾンと言えば「南米の密林」を連想し、そこを流れる大河を「アマゾン川」と認識していると思いますが、
実は「アマゾン」とはギリシャ神話に登場する女性だけの部隊「アマゾネス」がその名の発祥です。
インカ帝国を滅ぼしたフランシスコ・ピサロの元で新世界探検に参加したフランシスコ・デ・オレリャーナが「アマゾネス」と思われる女性による武装集団と遭遇し戦っています。
オレリャーナの部隊には神父ガスパール・デ・ カルバハルが同行しており隊の記録を残していました。
そして女性部隊と戦ったときの記録が後に「アマゾネスと遭遇した密林=アマゾン」として定着していったと言われています。
さて、オレリャーナ隊が戦ったアマゾネスですが
「10人から12人ほどの女性戦士がインディオ達を従えて襲撃して来た。彼女達の体格は大きく弓矢を携え上半身は裸。一人で10人分の戦いぶりを示すほど強かった。逃げようとするインディオがいれば我々の目の前で殴り殺した。そのため彼女達に率いられたインディオは仲間の死体を乗り越えて突撃してくるほど勇猛果敢だった。」
「彼女らは定期的に周辺部族の男と交わり、女の子が生まれたら育てるが男の子が生まれたら殺してしまう」
などとカルバハルは記録しています。
と・・・・
ここまでは世界的に有名なアマゾネスのお話なので
「ワンピースのアマゾンリリーはこのアマゾネス伝説を引用したんだ!」
と声高に叫んだところで
「今さら何を・・・」
と言われてしまいます^^;
実際、名前はここから引用したのだとは思いますが内容の点では他にも候補があります
実は管理人pochiは
「アマゾンリリーはコロンブスの伝承から引用されてる」
と思っています。
では、そのお理由をお話しします。
アメリカ大陸を発見した超メジャーな探検家コロンブスの著書『航海の記録』の中にこんな記述を見ることができます。
「エスパニア(スペイン)からインディアス(現アメリカ大陸)に向かう途中にマティニーノという男のいない島がある」
コロンブスの言う「男のいない島マティニーノ」は「マルティニーク島」として現代も実在しています。
フランスの海外県で面積は1,128平方キロの小さな島ですが40万人の人が住んでいます。
もちろん現在は男性も女性もいます^^;

カリブ海に浮かぶこの島のことをコロンブスは「世界で最も美しい場所」と呼びました。
このマルティニーク島の語源はカリブ人の言葉でマディニーナ(Madinina、花の島)
またはコロンブスが『航海の記録』で著したマティニーノ(Matinino、女の島)と言われています。
ご存じのとおりワンピのアマゾンリリーの住人たちの多くは「マーガレット・スイートピー」などのような花の名前です
「女の島」に「花の島」これは偶然でしょうか?
偶然はこれだけではありません・・・・・
この島の旗(国旗のようなもの)をご覧ください

<一部拡大>↓

ほらほら~♪ 皆さんも
「この島こそアマゾンリリーに違いない!」
と思えてきたでしょう?(笑)